CAT PIECE (ねこのかけら?平和?)

ミスチルの「彩り」に日々励まされて自然災害リスクに立ち向かうアニメ好きのつぶやき

自宅の地震被害診断のために「地震10秒診断」ツール使って一緒に結果についてあれこれ考えてみませんか?

はじめに

東京に住み始めてから毎年思うので、今年も思い過ごしだったと安堵したいですが、最近よく揺れるなぁ、と感じる今日この頃(からしばらく経って)。東日本大震災が発生して既に10年以上経つけど、地震の規模から考えるとまだまだ影響は残っているみたい。

 

ということで、今回は、いま自宅がどれくらいの地震が想定されているのか簡単に見ることのできる「地震10秒診断」ツールを使って、どんな事前対策をしておけばいいか考えておこうと思います。

 

地震10秒診断|もしもあなたの街で地震がおこると…? (bosai.go.jp)

 

地震10秒診断ツール

 

 

地震10秒診断」ツールの紹介

まず、この「地震10秒診断」ツールは、「日本損害保険協会」のサポートで「国立研究開発法人 防災科学技術研究所(NIED)」が開発したツールで、郵便番号を入れると30年以内に起こる地震の震度と確率を予測してくれ、停電日数ガス停止日数断水日数出火確率など10秒以内に計算してくれるツールとなっている。

 

筆者は、このようなツールの数値に意味はないと思っているが、参考までにどれくらいの規模感なのか、他の地域と比べてどの程度良い場所なのか良くない場所なのかあたりを付けるにはとても良いツールだと思っている。

 

地震10秒診断」ツールを使ってみよう!

では、例として、東京都知事小池さんのお城、じゃなくて東京都庁の場所(郵便番号163-8001)にお家を建てたらどのような結果が出るか見てみたいと思います。

 

震度・確率の予測結果をみてみる

結果は、30年以内に起こる地震について震度6強以上が起こる確率は8%となった。この値が高いかどうかは、個人のリスクに対する考え方の違いにもよるし、別の機会に触れたいと思います。(前までは降水確率10%だったら傘を持っていくか悩んでいたが、地下鉄暮らしをしていると折り畳み傘まで気にしないときもある。。。)

 

そもそもこの震度6強って大きそうな数字だけど、建物に対してどんなもん?ってすぐに思いつかないですよね。。。

ざっくり日本の建築基準法の概念を見ると1981年の新耐震基準以降では、震度5弱程度までがほとんど損傷しない震度5強くらいからちらほら壊れることは許容するけど、震度6強程度までは人命だけは守る!ってな法律になっています。

(イメージ、震度5弱程度までは、ゴムを引っ張ってもビヨンビヨン元気よく元に戻ることが出来るレベル、震度5強からはゴムが伸びちゃうけどちぎれてない状態。)

 

ちなみに震度7には上限がないので、ちまたでいう震度7地震の揺れでも大丈夫みたいな宣伝は過大広告と言わないまでも、正確には「震度7の揺れでも大丈夫なケースがある」ってなくらいです。(基準法の最低限の仕様以上の建物を建てようとする企業努力は素晴らしいと思います。)

 

てことは、予測の震度6強が来ちゃった場合は、ある程度建物に被害があるのね、修復するためのお金必要なのね、って感じになります。まぁ、8%なので、わざわざ修復のためだけに全額準備するのもな、って思うので、あ、保険か。保険協会がサポートしてるのはそういう意味か、とちょっと納得です。世の中うまくやってます。

 

停電日数・ガス停止日数・断水日数の予測結果をみてみる

次に停電日数は4日程度とのこと。意外と早く復旧するなぁ、と一瞬思ったが、筆者はスーパー暑がりさんなので夏に停電されたら1日で死にます。。。タオル振ったらめっちゃ冷えるやつ買っておこうと思った。冷蔵庫の食材もだめだなぁ。スマホは電池から直接充電できるやつあるけど、太陽電池のバッテリーのやつ試してみようか?ちょっとコスパ気になる。誰か教えてほしい。(このツールでは、どのようなことが想定されるか、何が停電時の生活に必要かまとめてあるので自宅で診断した際は、下図の”詳しく見る”で確認してほしい。)

停電日数(地震10秒診断)

 

次はガス停止日数18日!ってほぼ1か月やん!お風呂1か月なしってこの世の終わりです。食事は缶詰で我慢できてもお風呂は無理。どうしよう。自然災害リスクの専門家としていろいろ喋ってきたけどこの対策は、、、いまのところなし。。。やはり普段お湯を不自由なく使えているのはあり難い環境なのですね。過去経験されたことのある方のお知恵を拝借したい。

 

ガス停止日数(地震10秒診断)

次は断水日数27日。。。がーん、がーん、ガーーーン!三連発すみません。ガスよりひどかった。お風呂~、だけじゃなくお水飲めないのですか?よく言う、水はとりあえず3日から5日間分、ってのは全然足らないじゃないですか。。。高層マンションじゃないけど上の方なので水抱えて上まで持っていけない。。。とりあえず、今準備している5日分を7日分まで増やそうかと思います(1人1日3リットル)。うわ、すごい量。(ローリングストック法は、お気に入りの食材紹介含めまたどこかで。)

断水日数(地震10秒診断)
全壊確率・出火確率をみてみる

最後に全壊確率と出火確率ですが、木造の場合19.7%, 0.7%鉄筋コンクリート造の場合4.9%, 0.3%だそうです。木造建物も1982年以降の建物で計算しているようで、全壊(人命も危ない可能性があるレベル)が約5棟に1棟ということで(意外と)かなり大きいなぁ、と感じました。一部損壊や半壊は膨大な数になりそうです。東京で地震が発生すると自分の家を修復し始めてもらうのは何か月後になるのか想像がつきません。(台風被害でさえ1年経っても修理が終わっていないケースもあるようです。)

 

全壊確率と出火確率(地震10秒診断)

 

まぁ、そもそも震度6強以上になる確率が8%でそのケースで約20%となるので、自分自身が全壊する確率は小さいのでしょうが、万が一の時の安全・安心のためにはやっぱり保険という制度を活用した方が良さそうだということを改めて感じました

 

(万が一の時は政府が助けてくれる、という考え方は古くてあまり好きではありません。人口減少するなか借金をして、将来の子供たちにつけを回して、子供たちから後ろ指をさされる大人にはなりたくありません。皆が将来の子供たちに優しい日本を作れたらと願います。)

 

まとめ

今回は「地震10秒診断」ツールを用いて、どのような地震被害が想定されているかいろいろ見てみました。皆さんのおうちはいかがだったでしょうか?筆者自身、自然災害リスクに日々向き合っていますが事前対策として至らない点が数多くあったことに気づかされました。皆さんも診断結果を見てみてリスクを事前に知っておくことで、あまり恐れ過ぎずに(数字を信用しすぎずに)適度に心の準備(保険を考えてみるのか、まずは手近な自分に合った保存食を買って探してみるのかなど)をしておく判断材料として見てみてはいかがでしょうか。

 

*ちなみにブログの中で対策が見つからず私が慌てている部分は是非アドバイスなどいただけると嬉しいです!情報交流の場にならないかなぁ。